アフターピルの効果とは?副作用には注意する

副作用に悩まされる女性

アフターピルは経口避妊薬の一種で中用量の女性ホルモンを含んでおり、これを妊娠の可能性があるセックスを行った時に72時間以内に服用すれば妊娠を阻止することができるというものです。
このためアフターとは事後のことを意味します。

アフターピルと同じく経口避妊薬として一般に使われているのが低用量ピルです。
こちらはアフターピルよりも少ない女性ホルモンで28日周期で服用することで妊娠を阻止します。
これは女性ホルモンの作用によって女性の身体が擬似的に妊娠している状態にすることによって妊娠が起こらない状態にするというものです。

仕組みとしてはアフターピルも同じですが、女性ホルモンを体内に取り込むということはホルモンバランスを乱すことになります。
ホルモンバランスが乱れている間はさまざまな副作用が発生します。
低用量ピルの場合には避妊効果がある必要最低限の女性ホルモンを含むことで身体への負担を大幅に軽減したものですが、アフターピルはあくまでも緊急的に避妊を行うための薬であるため、副作用が強く出るリスクがあります。
またアフターピルの避妊率は必ずしも100%ではなく条件によってその効果も下がっていきます。

アフターピルの避妊率は正しい用法で使用した場合でも98%であり、100%ではありません。
低用量ピルで正しい用法では約99.9%で、ほぼ100%ですから、アフターピルは避妊率からみれば劣ります。
また効果は時間が過ぎるほど低下していきます。
データによれば24時間で98%ですが、使用リミットである72時間には96%になります。
なお、実際には120時間までは効果はあり、その場合には60%程度の避妊率ですが避妊効果があります。

このような理由は妊娠のプロセスにあります。妊娠は精子が卵子と出会って受精します。
受精卵は卵巣を移動して子宮に着床し、着床をもって妊娠が開始されます。
アフターピルを使用することで女性ホルモンに変化を持たせて着床しにくい状態にするというものです。
この着床までに掛かる時間が120時間程度ですので、その間であれば妊娠を阻止できる可能性があります。
このため妊娠を望まないのであれば、72時間を過ぎていても何もしないよりはアフターピルを利用した方が妊娠を阻止できる可能性が高まります。

アフターピルの副作用について服用前に知っておく

アフターピルでは急激に身体を変化させるために副作用が低用量ピルよりも強く出ることが知られますが、副作用の症状は人によって個人差があります。
このため重症化するような人もいればまったく副作用を感じない人もいます。

アフターピルによる副作用としては頭痛、腹痛、胸の張り、むくみといったものほか吐き気や嘔吐などの症状があります。
頭痛や腹痛に関してはそれぞれの薬と併用して利用することができますが、胸の張りやむくみはホルモンバランスが落ち着くまでは改善が難しいものです。
一方でアフターピルを服用して問題となるのが吐き気による嘔吐です。
アフターピルの成分が体内に十分に行き渡っていない状態で嘔吐してしまうと効果を得られません。
このため追加して飲まなければならず身体への負担も大きくなります。

アフターピルの場合には2回服用する方法が日本では一般的なものですが、副作用が強くでた場合には1回目で中止する場合もあります。
ただアフターピルを中止するというのはごく稀なケースですがリスクとして理解しておくことは重要です。

一方でアフターピルの成功、つまり妊娠阻止が出来たかを確認する方法としては出血の発生によって判断できます。
タイミングによっては出血が起こらない人もいますが、いずれにしても子宮内膜が剥がれることによって発生する消退出血です。
ただしアフターピルを使用したあとに不正出血する場合もあります。
不正出血としては排卵出血や着床出血といったもので、排卵出血の場合には子宮内膜の毛細血管が切れることで発生します。
また着床出血は受精卵が子宮に着床したことで起こる出血です。
実際には消退出血と不正出血を区別することは難しいとされますが、出血がアフターピル使用後3日以内の場合には消退出血以外の原因も考えられます。